わたしを変える“アートとファッション” クリエイティブの課外授業
Goods
Art
2013

原宿にあるイベントスペース「VACANT」で1、2カ月に1度開催している「VACANTの課外授業」。メディアや学校教育で教えてくれない授業内容が好評を博する話題の講座が一冊の本になりました

 

日本におけるものづくりの歴史。それは過去から現在まで形を変えながら連綿と続く人々の思考と実践の歴史であり、広範な諸分野を互いに横断するクロスワークの集積です。現在、そうした視点でカルチャーを伝えるメディアや学校教育はほとんどなくなりました。「若い世代のためのカルチャー入門となるように」と、こうした視点に基づいて行われているのが「VACANTの課外授業」です。いま起こっていることは、どのような歴史と、どのような座標に位置づけられるのか。本書は過去と現在を俯瞰的に実証するカルチャーシーンの解説書、そして新時代のクリエイティブのヒントにつなげるための参考書です。

レクチャー1 
90年代以降のクリエイティブファッション:林央子 (編集 / 執筆)
レクチャー2 
ヨーゼフ・ボイスと社会彫刻 (入門編):高橋瑞木 (水戸芸術館現代美術センター)
レクチャー3 
奈良美智と村上隆が越えてきたもの:児島やよい (キュレーター / ライター)
レクチャー4 
雑誌『オリーブ』をめぐって:高橋律子 (金沢21世紀美術館キュレーター)
レクチャー5 
大竹伸朗とその周囲:藪前知子 (東京都現代美術館学芸員)

出版社:パルコ エンタテインメント事業部
著者:林央子・高橋瑞木・児島やよい・高橋律子・藪前知子
編集:岡澤浩太郎
デザイン:須山悠里
カバー・表紙・扉モビール制作:大原大次郎
カバー・表紙・扉撮影:片山文人
協力:大神崇、かないみき