2015年創刊のフットボールカルチャーマガジン。選手・クラブ・食・建築・道具から印刷物まで、ゲームの背後にあるあらゆる現象を独自の視点で読み解いていきます。
ROOTS ISSUE
サッカーにまつわる事象の成り立ちや経緯を様々な角度(選手・クラブ・建築・道具・出版物など)を通して調べ、改めてその価値を発見していきます。コラムページでは、様々なジャンルで活躍するクリエイターの方と実験的な試みを行います。また、adidas FANATIC Tokyo とコラボレーションした冊子が付録となっています。
BODY ISSUE
ドルトムントでプレーする日本代表の香川真司選手や専属トレーナーへのインタビューを始め、ブラインドサッカー日本代表選手による空間の捉え方、試合中の様々な倒れ方の考察、ドーピングとその代償、White Mountaineering デザイナーの相澤陽介氏によるユニフォーム論など、様々な視点からサッカーにおける身体のあり方を探っていきます。
FIFA 非加盟の地域・民族による国際大会、人種差別、ロンドンの女子サッカー、ロボットサッカーといった特集から、サッカーとファッションをつなげた第一人者である清永浩文(SOPH co.,ltd)へのインタビュー、ユルゲン・テラーが撮り下ろしたポール・ ポグバ、東京とパリで活動するインディペンデントサッカーリーグの記事まで、多彩な内容でアプローチしていきます。パリの Le Ballon FC とコラボレーションで作ったワッペンが付録で付いてきます。
日本独自の文化である「部活」の風景や、体育学者と考える現在の部活を取り巻く状況、「中村俊輔」や「岩政大樹」といった、かつてユース世代を体験してきた元日本代表選手へのインタビュー、ジョン・カビラ、BOTS (Dragon Ash)、中西哲生、Peter Southerland、石川直樹、田根剛、金氏徹平、三宅唱などの様々な業界で活躍する方に聞いた思い出のスパイク、写真家の嶌村吉祥丸が撮り下ろした小学生サッカーなど、今号も多彩な切り口でテーマを読み解いていきます。
テクノロジーの発展によって、選手がプレーする環境やファン・サポーターとのコミュニケーション方法も変わってきました。それらについて、ロシアW杯での活躍も期待される日本代表の長友佑都、槙野智章の2名に現役選手の立場からお話を伺いました。また、ビデオ判定が注目される中で改めて考える審判の役割、日本を代表するサッカーゲームであるウイニングイレブンの裏側やeスポーツにまつわる話、さらに元WIRED JAPAN編集長の若林恵をはじめ、テクノロジーにも精通した豪華執筆陣によるコラムも必見です。
2018年6月、私たちはW杯の開催地であるロシアの5都市を写真家の嶌村吉祥丸と訪れました。そこで見たのは、メディアやSNSからの情報だけでは知ることができないロシアの姿でした。この「RUSSIA ISSUE」では、スタジアムに集まるサポーター、地元の人々や街など、嶌村が撮影し、40ページ以上にわたっ てまとめられたロシアの風景から、人種、移民やジェンダーといった社会的なテーマにも、世界中が注目するW杯という社会現象を通じて考えてみました。
Editor in Chief:Takashi Ogami
Art Director / Designer:So Hashizume